1日の始まりの挨拶。疲れていたり、眠かったりしていると、元気のない小さな声で挨拶したり、会釈だけですませたりしたりすることはありませんか?
そのようなときの挨拶は、きっとあなたの表情は無表情ではないでしょうか?
挨拶をするものの「相手が挨拶してきたら、挨拶を返そう」「声をかけやすい人だけに挨拶しよう」と考えるかもしれません。
また、「周りもみんなそうだから自分だけ元気に挨拶するのも浮いてしまう」と思ってしまうでしょうか?
接客業などでも、挨拶はマニュアルに書かれているので仕方なく、教えられたとおりに事務的に行っているという人もいるかも知れません。
いずれにしても、自分から積極的に挨拶をすることを難しく感じている人は多いかもしれません。
そのようなときに挨拶をしても無表情になりがちです。
笑顔で挨拶をされたことがありますか?
あなたは誰かに笑顔で挨拶をされたことがあるでしょうか?
その時どのように感じましたか?
もしあなたの同僚があなたに対して笑顔で挨拶をしてきたら、あなたはどのように感じますか?
そのような笑顔で挨拶をされるととても気持ちが良いものではないでしょうか?
笑顔で明るく挨拶することは良いこととわかっていますし、挨拶をきちんとすることは子供の頃から教えられています。また、ビジネスマナーの基本としても教えられています。そうであっても、挨拶が難しいと感じることがあるかもしれません。
ではどうすれば積極的に笑顔で挨拶することができるでしょうか?
積極的に笑顔で挨拶する動機づけ
笑顔で挨拶することで自分や周りによい変化があるならば、笑顔で挨拶する動機づけとすることができるかもしれません。
では、少し考えてみましょう。
あなたの印象を良くする
おはようございます。ありがとうございます。といった言葉は、とても短い言葉ですが、笑顔を添えて発することができれば相手の気分を、一瞬で幸せにすることができます。
それによって、他の人のあなたに対する印象も変わるかもしれません。いつも、笑顔で挨拶をしてくれる人のことをどう感じますか?嬉しい気持ちになりませんか。たとえ、相手に対してあまり良い印象がなくても悪い印象も持つことはないはずです。もしかすると、挨拶だけで好印象を持つかもしれません。同じように、あなたは他の人を嬉しい気持ちにさせて、あなたの印象も良くなるに違いありません。
コミュニケーションを促進する
短い一言ですが、言葉だけでなく表情を含めて挨拶だけで相手に色々な気持ちを伝えることができます。また、挨拶は、あなたが相手を認めていることを表す方法です。自分が認められていると感じて嫌な思いをする人はいないでしょう。
ですから、笑顔は相手に安心感を与えます。笑顔で挨拶をする事で相手に安心感が生まれ、話しやすくなり、ちょっとした会話が生まれやすくなります。今まで会話をしたことのなかった同僚とよく知り合う機会となるかもしれません。
このように考えると、笑顔で挨拶することは誰でもできるコミュニケーションのきっかけとなります。
例えば今までなかなか近づけなかった上司や同僚に対していつも笑顔で明るくあいさつをするならどうでしょうか?
相手が自分に好意を持っていると感じると自分も好意を持ち始めるという法則があります。あなたの挨拶によってあなたと相手との距離が縮まるに違いありません。
社内でのコミュニケーションが円滑に進むようになれば、業務もスムーズに行うことができるようになります。
仕事にも良い影響を与える
また、先程も述べましたが「挨拶をする人」は、上司は「プラス」の先入観を抱くので「仕事を教えたいとか助けたい」という気持ちに動かされます。その結果、仕事がしやすくなったり、スキルアップするきっかけとなるかもしれません。
このように会社にとってもあなた自信にとっても挨拶は良い影響を与えます。
では、どうすれば挨拶ができるようになるでしょうか?
あいさつの基本となる「4つのポイント」を考えてみましょう。
挨拶の基本となる4つのポイント
どれも簡単にできることなので、是非実践してみてください。
自分からする
相手が挨拶するのを待ってからではなく、たとえ相手と目が会わなくても、人と会ったら積極的に自分から挨拶してください。
立ち止まってする
歩きながらや何か仕事をしながら挨拶をすると誠意を見ることができません。可能ならば手や足を止めて、相手に向かって挨拶をしてください。
はっきりと適度な大きさの声で
相手に聞き取れないほどの小さな声で挨拶すると、形だけしているように見えます。立場に関係なく相手に伝わるような「明るい声で、はっきり」と挨拶をしてください。
「笑顔」を忘れずに
無表情な挨拶も、形式だけの挨拶をしている印象となります。ですから、挨拶する際の「笑顔」はとても重要です。
ただ笑顔といっても、大げさなものは必要ありません。無表情を避けて、すこし微笑無程度で十分です。
その際、相手と目を合わせるようにしてください。
仕事の書類やパソコンを見ながら、視線を相手に合わせることなく挨拶してしまうと、逆に相手に対する印象を悪くしてしまいます。
実践してみましょう
ここまで考えてきた、これら4つのポイントはどれも難しいことではないと思います。
挨拶は、相手を気遣う気持ち、相手に感謝をしている気持ちと、十分なコミュニケーションの源となります。
ビジネスでの挨拶は、日常生活でのあいさつとは違いますし、職場によっては、挨拶に対する意識があまりなかったりするため積極的に挨拶するのが難しいと感じるかもしれません。
しかし、挨拶は、仕事をしていくうえでの基本となるマナーです。
社内の挨拶からしっかりマスターしていきましょう。
今回は笑顔で挨拶することの重要性を考えてみました。
是非、明日から明るく笑顔で挨拶をしてみませんか?
「あいさつ」は、あなたが変わる、チャンスになるかもしれません。