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コンプライアンスの意味について

コンプライアンスの意味ビジネスマナー
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大企業で起こった不祥事や、その隠ぺいなどが相次ぎ「コンプライアンス」という言葉を頻繁に耳にするようになりましたが、、最近ではビジネスや就活の場で普通に用いられる語として定着しています。
ではこの「コンプライアンス」とは何を意味しているのでしょうか?

今回の記事ではコンプライアンスについて考えていきたいと思います。

 

コンプライアンスの意味

まず、コンプライアンスの意味ですが・・
「コンプライアンス」は英語で 「命令・要求に従うこと」という意味で、日本語に直訳すると「法令遵守」どなります。

「法令遵守」という言葉は、法律を特に守るということを強調しています。
日本でも、もともとそのような意味で使われていましたが、最近では「法令遵守」から意味が少し広がって変化して、「企業のルールや、社会的な倫理を守る」と認識されるようになりました。

ですから、法律を守ることに加えて「法の抜け穴をくぐり、合法であればいい」と考えるのではなく、「法律を守るだけでなく、社会的なモラルを守ることが含まれています。わかりやすく言うと、「人として正しいことをしましょう」ということ意味です。

 

コンプライアンスを守る必要性

これを守ることができないと、コンプライアンスがなってない、と、騒がれたりして会社の評判を下げることになります。しかし、逆に企業としてコンプライアンスを重視すると企業の信用度が上がり、それによって企業の価値を高めることにつながります。

例えで考えてみましょう、もしあなたが食事に行く時に同じものを同じ値段で食べることができるとします、その際、衛生基準がしっかりとしている店としていない店とどちらを選びますか?

多分基準がしっかりと守られている方を選ぶのではないでしょうか。なぜなら、きちんとした基準がない飲食店は容易に問題が起きる可能性があるからです。企業が取引先を選ぶときも同様です。不祥事が発生する可能性が高い会社を選ぶことは悪い影響が及ぶ可能性があるわけですから、影響を受けないためにもそのような企業を避けたいと思うのではありませんか?

コンプライアンス重視の経営をしっかりとしている企業は問題が生じる可能性が少ないと同時に、もし問題が生じたとしても組織として迅速に対応することができるので損失を「最小限に食い止める」ことができます。ですから、コンプライアンス重視の経営をしっかりしていることを対外的に示すことは、企業価値を高めることにもつながります。

また、コンプライアンス重視の経営は長時間残業や残業代の不払い、ハラスメントの容認など社員が組織から受ける可能性のある不利益をなくして、安心して働くことができるので、社員の仕事に対するモチベーションを維持することができます。またそのような雰囲気は新たな求人を行う上でも良い影響をあたえます。

しかし、コンプライアンスは良いことを行い悪いことをしない。という当たり前のことに思えますが、なぜ一部の会社ではコンプライアンス違反が起こるのでしょうか?

 

コンプライアンス違反が起こる原因

その一つは不正が起こりやすい環境になっているということです

故意的に

横領や著作権侵害、個人情報流出といった重大なコンプライアンス違反などは企業の管理体制が甘いと発生しやすくなります。自分以外の人に知られずに、ある程度自由に操作できる体制で他の人に直接迷惑をかけるという認識がなくなるような環境は危険ですこれらは故意的なコンプライアンス違反ですが、過失によって起こる場合もあります。

過失によって

過失が起こりやすい環境であればそれに伴うコンプライス違反も起こりやすくなるわけです。ですから、過失が起こらないように社員の教育をしっかりすることや、リスクマネジメントをきちんと行うことによりコンプライアンス違反を起こすリスクを減らすことができます。

知識がない事により

また、特に若い社員に多いのが法律に関する知識がないことによるコンプライアンス違反です。例えば、友人とお酒を飲んだ席でついつい気が大きくなって自慢話のように内密にしておくように言われていた会社の経営に関する情報を話してしまいインサイダー取引の疑いに問われたり、自分の投稿の影響を考えないで気軽にS N Sで批判や中傷をすることがあるかもしれません。

ほとんどの場合、それほど問題にならないだろうと学生の感覚で何気なく行なうことがコンプライアンス違反を起こす可能性があります。その結果、問題が起こってから「知らなかった」では済まない事態に発展することもあります。

社内で取るべき対応

ですから、会社としてきちんと教育をする必要がありますし、社員の側としても、自分の一つ一つの行動が、コンプライアンス違反につながる行為ではないかを慎重に考えてから行動する必要があります。また、社内に、同僚や上司のコンプライアンス違反を報告するための仕組みが無かったり、報告する雰囲気がないのであれば、コンプライアンス違反が起こっても表に出てくることがありません。このような発見しづらい環境ではコンプライアンス違反が黙認され蔓延することになる可能性があります。

 

コンプライアンスを重視する

ここまで考えてきたようにコンプライアンスの意味は「法令遵守」で現在はモラルを守るという意味も含んでいます。昔と違って、企業は利益を追求するだけの組織ではなく、社会貢献をする必要が重要視されています。

そのためには、最低限、不祥事を起こさないようにしなければなりません。もし会社の中のごく一部の人間やたったひとりの行為だったとしても、一度でも不祥事を起こせば、会社の信頼をなくすことにつながります。

会社に対する信頼がなくなれば、顧客が離れてしまい、その結果、会社を経営していくこと自体が難しくなっていきます。ですから、そうならないように、組織としても、個人としても、「社会のモラルを守る」というコンプライアンスを重視していかなければなりません。

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